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ぼくらの7日間戦争<2019年公開アニメ版>

1988年に公開された「ぼくらの七日間戦争」のアニメ版で、
引越しを嫌がる幼馴染みを連れて
クラスメイトともに炭鉱跡に閉じこもる話。


原作小説や実写映画版にあった
自分たちを抑圧する大人たちへの反抗という背景は消え、
中学生という設定も高校生に変えられている。
引越しを嫌がった1人のために全員で家出する流れは強引で、
結束感のないメンバーが急に集まって団体生活をするのは無理がある。


ルール違反に厳しい日本では
不法占拠や不法滞在をしている主人公側が炎上するのは当然だし、
高校生にもなって意固地になっている様子は感情移入できない。
終盤の展開も非常に雑で、主人公や大人たちの取る行動に
あまりにリアリティがなくてあきれてしまった。


わざわざ20年も前の作品をアニメでリメイクした割に
どこにも魅力を感じない駄作。


【関連作品のレビュー】
ぼくらの七日間戦争(1988年公開実写版)

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