ウォール街の投資会社で活躍するエリートでありながら
殺人の衝動が抑えきれなくなっていく男性の話。
日常的に殺人を繰り返すサイコパスの
異常な言動が味わえるのかと思いきや、
思ったよりもダラダラと中だるみする展開で、
説明不足気味のよくわからない場面が続き、
どうにも話の全体像が見えてこない。
肝心の人殺しの部分はほとんど見せないので
スプラッターホラーとしての面白みもなく、
主人公の異常性がイマイチ伝わってこない。
実際にはホラーではなく
隠喩や風刺を含んだ社会派作品という話もあるが、
観ている側にそれが理解されなければ意味がなく、
ただ意味のよくわからない作品にしか思えなかった。