甲子園に出場する野球部の試合を軸に、
応援に出向く複数の生徒の想いを描いた話。
実写映画版と比べて、試合当日までのエピソードを
キャラクターごとに描いているのは新鮮だが、
反面、試合を観戦しながらのやり取りが少なく、
登場人物に深みがないし、シリアス寄りな雰囲気で
実写映画版のようなほのぼの感もない。
マンガとしての魅力にも欠けるし、
登場人物の顔も見分けにくい。
わざわざ本作を読むなら
舞台か映画版を観た方がずっと満足するだろう。
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