19世紀のアメリカを舞台に、電力の供給方法をめぐって
発明家のトーマス・エジソンと
実業家ジョージ・ウェスティングハウス、およびニコラ・テスラが
繰り広げた電流戦争を描いた伝記映画。
登場人物に関する説明がほとんどないため、
エジソンが発明してきたものや
直流電流を広めたかったことなど
ある程度の予備知識がないと理解しにくい。
ただ、それらを知っている人は
競合する勢力の行く末も知っているはずで
どちらが勝つのかという戦いには白熱できない。
かといって途中のやり取りが興奮できるわけでもないので、
映画としてはあまり面白みがなかった。
史実とはいえ、才能のある者がひたすらいがみ合う話なので
イマイチ観ていて気持ちよさを感じる部分がなく、
ただエジソンのイメージが悪くなるばかりの映画だった。