「ワンダーウーマン」の続編で、
その人の願いをひとつだけ叶える不思議な石をめぐる話。
戦時中だった前作から66年が経ったアメリカを舞台に
人間の欲求を題材にしたトラブルが起きるが、
シンプルな筋書きの割に2時間30分と長く、
全体的にテンポが悪くてもったいない印象。
冒頭の運動会のシーンはまるまるいらなかったように思う。
ストーリーの軸となる石の存在も腑に落ちない部分が多く、
叶えてくれる願いの範囲があまりに無尽蔵だったり、
願いを叶えてあげた見返りの基準がバラバラだったり、
願いを叶えてもらった代償がイマイチ実感できなかったりと
石の力の及ぶ度合いがスッキリと理解できないのが残念。
戦闘シーンはまずまずの迫力があるが、
これまでの作品での戦いぶりと特に違いがなく、
今作独自のカタルシスや面白さを感じる部分がなかった。
登場4作目にしてはインパクトに欠けた仕上がりの凡作。
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