業界人夫婦の家で住み込みの女中として働きながら
身近な人たちの恋愛模様を目の当たりにする女性の話。
吉永小百合演じるサバサバした主人公は魅力的で、
ショートカットや大阪弁が
快活なキャラクターとよく合っている。
ただ、76分ほどの短い作品だからか
登場人物の関係性が十分に説明されず、
兄弟や友人関係がうまく把握できないし、
誰と誰が一緒に住んでいるのかもよくわからなかった。
また、意中の人とうまくいくラストも唐突で、
主人公の心境の変化や2人の親密さが伝わってこず、
ラブストーリーとしても説得力がなかった。