独りで生活することに慣れすぎた女性が
人付き合いに思い悩む話。
極端に人付き合いが苦手な人の思いを描いているのだろうが、
毎日を息苦しく感じている辛さばかりが伝わってきて
どういう面白さを見せたいのかがわからなかった。
頭の中のキャラクターと会話をする独特の習慣を持つ主人公だが、
パニックを起こしたりケンカするような度を越した言動は
精神的な病気の域に達しているように思うし、
最後の場面も成長したというより無理をしている印象。
2時間10分を超える長さの割にスッキリする場面がなく、
感情移入すればするほど辛さを味わうばかりの作品。