保護観察中の元受刑者を指導する保護司の女性と
その対象者である男性を描いたもの。
元受刑者の生活実態の把握や
指導に当たる保護司に焦点を当てた作品は珍しく、
ボランティア活動であることにも驚かされる。
主軸となる銃撃事件の動機とともに
過去が明らかになっていく展開は見応えがあるが、
そこからの刺激が薄くて退屈だったり
主人公にあまり感情移入できなかったりと
映画としての面白みはそこまでではなかった。
内容に対して少し長すぎる印象で、
もう少しコンパクトだった方が
テンポよく綺麗にまとまったように思う。