耳の聞こえない両親と兄を持つ少女が
家族のサポートとクラブ活動の両立に苦しむ話。
聴覚障害者の親を持つ子供(コーダ)が
いかにプライベートな時間を奪われ、
家族にコンプレックスを抱いているかがわかる内容。
いろいろな場面で衝突が起きるが
それぞれの立場での事情がわかるだけに心苦しい。
主人公の歌声が素晴らしいのはもちろんだが、
聴覚障害者が感じる疎外感が非常にうまく表現されており、
互いを思いやる家族の様子にグッとくる。
難しい題材ながら感情移入しやすく、
いろいろな人の想いが味わえる傑作。
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