第2次世界大戦終盤の疲弊した日本で、
身寄りのなくなった兄妹が
知り合いの家に居候させてもらう話。
知名度の高いアニメ版とは違って
引き取り先となる一家に焦点を当てており、
良好だった人間関係が徐々に悪化していく様子は
アニメよりもかなり生々しくて辛辣。
食料がない状況がいかに人間を追い詰めていくのかがわかる。
テレビドラマなので安っぽい部分もあるが、
燃え盛る家の描写などは
なかなか迫力あってリアルだった。
疎開先の未亡人の視点を中心に描いた作風で、
アニメ版とはまた違った見応えがある仕上がりだった。