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火垂るの墓<2008年公開実写映画版>

第2次世界大戦下の日本で、幼い妹を連れた少年が
疎開先でなんとか生き延びようとする話。


引き取り先の家の事情も理解できたアニメ版と比べ、
本作では叔母さんがとことん利己的なキャラクターになっており、
兄弟がいいように搾取される様子が辛辣。


また、妹とのやり取りだけでなく
主人公の周囲の人々も描かれ、
戦時下の市民の生きづらさが伝わってくる。


アニメ版で印象的だったドロップや蛍の存在感は薄いが、
心の余裕がなくなった戦争中のリアルな人間模様が味わえる作品。


【関連作品のレビュー】
火垂るの墓(1988年公開アニメ版)
火垂るの墓(2005年公開実写ドラマ版)

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