幼少期から虐待に苦しみ、
突如として自殺してしまった親友の遺骨とともに
海を目指して旅をする女性の話。
親友の報われない境遇には同情するが、
わがままに主人公を振り回す言動や
いつまでも成長しない様子にはイライラさせられる。
また、行き当たりばったりな主人公にも
あまり感情移入できない。
冒頭で死んでしまっている以上、
親友の状況が解決することはないし、
いろいろな不幸を見せられるばかりで
スッキリできる部分がどこにもない作品。
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