幼少期から虐待に苦しみ、
突如として自殺してしまった親友の遺骨とともに
海を目指して旅をする女性の話。
先に観た実写映画はまったく面白みを感じなかったが、
原作マンガを読むとかなり忠実に映像化されていたことがわかる。
ただ、本作の魅力が筋書きではなく、
激しい勢いを感じるその画風にあるように思えた。
主人公の感情があふれ出るような描き方は
いちいちパワーとスピード感があり、迫力がある。
そういったエネルギーに触れられる短編作品としては
まずまずの読み心地だった。
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