2023-06-17 騙し絵の牙 映画・アニメ・ドラマレビュー 騙し絵の牙大泉洋Amazon出版不況で経営の苦しくなった大手出版社において 関係者のさまざまな衝突と奔走を描いたもの。 舞台となる出版社に関わる人間関係が複雑で 各人物の思惑を整理するのがかなり大変。 そのつかみどころのない作風が醍醐味なのかと思ったが、 終盤の大転換も期待したほどの痛快さがなく、 誰を主人公にしたいのかよくわからない筋書きだった。 もっと巧妙な騙し合いや編集長の策士ぶりを味わいたかったが、 単にバタバタしているばかりで中身が薄っぺらく、 各要素をうまく活かせないまま終わってしまった。