就職先の決まった大学生の恋愛模様や
社会人になってからの日々を描いていく。
飲み会から付き合っていくまでの序盤は非常に没入感が高く、
天真爛漫な彼女の魅力にグイグイと引き込まれるし、
2人の初々しい様子に好感が持てる。
また、希望に満ち溢れていた若者が
いざ会社に入ったあとの落差も味わい深い。
ただ、大きな転換があった中盤から一気に失速し、
そこからは惰性的な流れになってしまうのが惜しい。
最後にもう1度ぐらい盛り上がる展開が欲しかった。
20代のリアルな青春を描いた良作になり得たが、
後半の退屈さが映画として残念だった。
【関連作品のレビュー】
ある夜、彼女は明け方を想う