悪魔に取り憑かれた人たちを助けて回る神父が
父親の死をきっかけに口を閉ざしてしまった少年の身体から
邪悪な存在を追い払おうとする話。
キリスト教の宗教観を強く意識した作品ではあるが、
ストーリー自体はシンプルで
映像的な迫力を味わうタイプの内容なので
特に宗教的な知識がなくても楽しむことができる。
悪魔に取り憑かれた少年の表情や雰囲気が素晴らしく、
どんどんエスカレートして
手がつけられなくなっていく様子が恐ろしい。
実在の神父を題材にしたものだが、
エンターテインメントとして楽しめるよう造られており、
アクションホラーとして満足できる良作だった。