その品質が世界的に認められている時計メーカーの
セイコーを創業した服部金太郎が
いかにして会社を大きくしていったかを描いたもの。
140年以上も前の時代に、懐中時計などの
精密な機械がここまで普及していたことも衝撃だが、
いまや日本の代表的なメーカーとして知られるセイコーが
かなり泥臭いやり方で成長していったことにも驚かされる。
多少の脚色もあるかもしれないが、
時計に対する強い想いを抱く主人公が苦境を乗り越え、
仲間とともにビジネスを成功させていく展開に引き込まれる。
かなり時間が経つのが早いので
数話構成でもっと長くしてもよかっただろうが、
有名企業の創業の様子を端的に知ることができる作品。