危険な撮影を次々とこなすスタントマンの男性が
映画監督になった元恋人を手助けするため、
失踪した主演俳優の手がかりを追う話。
スタントマンという設定のおかげで
危険な状況をうまく乗り越えたり
いろいろと器用にこなすことに説得力があるし、
撮影の裏側やダイナミックなアクションも見応えがある。
ただ、主人公と撮影班を交互に見せる中盤は
話が散漫になってしまって没入感が薄く、
模造刀での戦いやドラッグを飲まされる場面など
あってもなくてもいいような時間が無駄に長い。
アクションコメディと割り切って
バカな展開と派手な映像を楽しみたかったが、
ストーリーが薄っぺらいのに妙に複雑なので
余計な味付けをせず、もう少し洗練して欲しかった。