各業界のデザイナー関連の職に就くためには
自分の実力やスキルを示すポートフォリオが必要となるが、
主に新卒入社向けのサンプルとしていくつかのサンプルを紹介した本。
広告業界・映像業界・アニメ業界など、
業界ごとにどういった点が求められるかを説明するとともに、
業界別に学生が作ったポートフォリオが載っている。
ポートフォリオの写真が小さく、タッチや文章が読み取れないので、
遠目から見た雰囲気と構成ぐらいしか確認できないのは非常に残念。
各ポートフォリオにはセンスを感じるし、面白い見せ方に刺激を受けるが、
結局は自分の実力とアイデアが肝になるので、
あくまでサンプルとして他人の作品をチラ見してみたい人向け。
すでに自分なりのポートフォリオを作っている人が
他の人の見せ方を参考にしたい場合に読むとよい。
ポートフォリオ自体をどう作っていいかまったくわからない場合は
姉妹本である「ポートフォリオの教科書」の方が情報が多いし、参考になる。
【関連作品のレビュー】
クリエイティブ業界に就職するためのポートフォリオの教科書