石油採掘場の作業員たちが事故により雪山の中で取り残され、
狼から身を守るべくサバイバルをする話。
寒さや狼の恐怖にされされている中、お互い顔見知り程度の作業員たちが
いかに生き延びていくかの流れは面白く、リアリティもある。
映像的に見応えのあるところも多いが、
なぜか狼の表現に関しては安っぽく感じる場面も。
主人公の意味ありげな背景があまりきちんと説明されないままなのは残念で、
銃の腕はともかく、なぜサバイバルに長けているかや
リーダーシップを取れるかがわからないので、話が浅くなってしまった。
また、ろくな武器も持たずに狼から走って逃げようとするなど
無計画に行動するため、主人公たちが危険に巻き込まれるのは
ただの判断ミスによる自業自得ではないのか、と思えるところも多い。
面白くなくはないのだが、もっと説得力を持たせて欲しいし、
メンバーの無駄死にが多すぎて主人公の判断に納得ができないのが残念。