牧場主にもらわれた子豚がそこで暮らす動物たちから
さまざまなことを教わって成長していく話。
実写ながら口を動かしてしゃべる動物たちの様子は素晴らしく、
目つきや表情、吹き替えのうまさもあって感情移入させられる。
動物たちの話す内容は多岐にわたるが、
普通なら知ることのできない心情を垣間見ているようで楽しい。
短いエピソードが連続するような構成でありながら
1本の映画としても綺麗につながっている脚本は完成度が高いし、
全体的にものすごくテンポがよく、一気に楽しませてくれる。
「とにかく泣かせよう」という安易な動物モノではなく、
映画としての確かなクオリティと無駄な部分がまったくない筋書きが魅力。
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