世界各国の兵力、兵装備の質などをもとに戦力を推測した本。
アメリカや中国、ロシアのような主要国だけでなく、
スウェーデンやオランダ、シンガポールのような
軍事関係をイメージしにくい国も含めて40近い国が紹介されているのは良い。
それでいて500円以下という価格はコストパフォーマンスが高い。
しかし、「最強クラス」「最新鋭」「トップレベル」「超ハイテク」などと、
高評価を表す形容表現が頻出しすぎて、
結局どの国の軍事力が優れているのかよくわからない。
似たような説明が続くため、後半にいくに連れて
徐々に飽きを感じてしまった。
国の特徴を表す兵器をもっと写真付きで説明したり、
軍備を国ごとに説明するのではなく、
陸・海・空別や侵攻能力・防衛能力別の軍事力を
国単位でランキングしてくれた方がわかりやすかったように思う。