死者が見えたり死の雰囲気を感じたりできる少年オッドが
近いうちに起こるであろう惨劇を予知し、被害を防ぐべく奔走する話。
設定や人間関係の説明が割と簡素で
長いストーリーの一部だけを映像化したという感じがやや残念。
ミステリーとしての筋書きや派手な演出はそれなりに楽しめる。
主人公の身近な人物には好感が持てるし、
特に彼女はこの作品の魅力を大きく支える存在だった。
ただ、肝心のオッドの行動はもはや個人に許される範囲を大きく超えていて
明らかに問題と思われるものばかりなのはどうにも現実味が薄かった。
B級映画としてほどほどに楽しめる作品。