本屋を営む冴えない男性が世界的に有名な女優と恋に落ちる話。
人気女優がいかに不自由な生活を強いられているかを体験できる作品だが、
残念ながらヒロインに感情移入しにくかった。
唐突に主人公にホレこむ流れや、あまりに自分勝手な言動など
理解しにくい部分が多く、もう少しまっすぐな人柄にして欲しかった。
救いなのは主人公の友人たちがいい人揃いなところで、
クセは強いが周りの人を気遣う思いやりを感じた。
名曲「She」のパワーもあって
終盤からクライマックスの流れは素晴らしくグッとくるが、
恋愛ものとしてはいまひとつだった。