本屋の店長が日々起こるトラブルや心配事を語ったもの。
ひとつ5ページ程度の短編エピソードがいくつも収録されており、
「本屋で働くのって楽そう」「好きな本に囲まれて幸せそう」
「簡単な仕事ばかりで自分にもできそう」というイメージが一気に払拭される。
仕入れ作業、万引き対応、競合店の存在、スタッフとのやり取り、
そういった苦労に見合わない給料の安さ。
書店に勤めていた作者の経験を活かしたリアルな内容が追体験できる。
主人公の性格はあまり好きにはなれないが、本屋の仕事の裏側を知れる1冊。