人並み外れた想像力で犯行現場で起こったことを読み取ってしまう捜査官が
さまざまな異常犯罪に関わっていく話。
映画「羊たちの沈黙」シリーズに登場した
ハンニバル・レクターを題材にしたドラマで、
時系列としては「羊たちの沈黙」よりも前の話となる。
ドラマ自体は映画シリーズを観ていなくても問題なく理解できる。
「ハンニバル」というタイトルではあるが、
彼は存在感のある脇役という感じで
毎回のエピソードで扱う殺人事件はそれぞれに犯人が用意されている。
また、レクターが異常な人物であることを
ドラマを観ている側が知っている前提で作られており、
その上で余計に恐怖を感じる見せ方が秀逸。
レクターを演じる役者はアンソニー・ホプキンスではないが、
独特の迫力を持った雰囲気は見事で、なんら違和感はない。
また、他の登場人物たちも非常に魅力のあるキャスティング。
テレビドラマの域を超えた演出、映像が素晴らしい。
事件の内容も異常性が飛び抜けており、
サイコホラーに耐性があれば大いに楽しめる傑作。
【関連作品のレビュー】
羊たちの沈黙（映画）
ハンニバル（映画）
レッド・ドラゴン（映画）
ハンニバル・ライジング（映画）
ハンニバル 第２シーズン（ドラマ）
レビューブログ【レブログ！】
映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想（ネタバレなし）が6000件以上！
