正体のわからない連続殺人事件を負うFBI訓練生の主人公が、
厳重に収容されている異常犯罪者に
ヒントをもらいながら事件解決を模索する話。
負けん気の強い主人公が必死で事件を追う中、
犯人の人物像を推理する手助けをレクター博士に依頼するが、
このレクター博士のキャラクターが素晴らしく、紳士的ながらも
やたらと迫力がある雰囲気が漂う。
収容されたままなのに捜査資料や事件の概要を知るだけで
犯人の特徴や行動の意味をプロファイリングしてしまい、
その答えを主人公のプライベートな情報と
引き換えにしようとする異常性が見事。
メインの事件は割とあっけない終わりを見せるのが残念だが、
とにかくレクター博士の言動を楽しめるだけで価値がある。
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