少年院に収監されていた主人公たちが世の中に広がるゾンビと戦う話。
噛みつかれた人間はゾンビになってしまう、
ゾンビが広がったことで世の中が機能していない、などの設定は
他のゾンビものと非常に似たありきたりなもので
最初はそれほどの新鮮味はないが、
徐々に独自の展開になってきて割と面白くなる。
ヤンキー漫画にゾンビ設定が混ざったような雰囲気で
全体的にやや子供っぽい作風。
リアリティよりもノリと勢いを重視している印象。
見開きページが多くてKindleでは読みにくかったり、
キャラクターの区別がしにくい描き方があったりするが、
テンポもよく、気軽に読めるゾンビものとしてはまずまずのデキ。