下町ロケット＜全10話＞

下町ロケット(2018)

精密機械を製造する小さな会社の社員たちが
いろいろなトラブルに苦労しながらも奮闘する話。

大きな売り上げや知名度はないものの
いい製品を作ろうとする意欲と技術がある主人公たち、ということで
感情移入しやすいドラマではあるが、ストーリーは非常に単純。
とにかく王道的な筋書きで、予想した通りに展開していく。

そのため、「次はどうなるんだろう」という緊迫感は薄く、
よくある危機や悪意が主人公たちを襲い、
思った通りの流れでクリアしていくだけになっている。
豪華な俳優陣と演出（やたらアップが多い）で盛り上げようとはするが、
ストーリーにひねりや驚きを求める人には単純すぎるように感じるだろう。

世間ではずいぶん話題になったが、
個人的にはあまり熱くなれず、見ていて退屈だった。