地球環境の変化によって強烈な寒気が街を凍らせるパニック映画。
世界で何かが起こり始めていることを表現した序盤は
異変の前兆がうまく伝わってきて面白いし、映像にも迫力があるが、
地球規模だった問題がどんどん局所的な話に変わり、
最後には親子が再会できるかどうか、という
ちっぽけな視点になるのはあまりにもひどい。
結局どうすれば多くの人を救えるのか、氷河期はいつまで続くのかなど
状況的に重要なはずの要素を考えるのではなく、
主人公たちは自分の家族と知り合いが助かるかどうかしか見ていない。
最終的には運が良かった人が助かっただけ、という
広げた風呂敷を畳めずに終わってしまう雑な展開。イマイチ。