ヤクザの組を解散し、喫茶店を営むことに決めた主人公たちが
町の中でヤクザの悪行を感じ取り、対処に奮い立つ話。
薬師丸ひろ子の代表作として有名な映画の続編となっており、
女子高生が組長になったいきさつや、
前作での事件を知っている前提で話が進む。
ただ、ヒロインの橋本環奈目当てで本作を観る人が
1981年公開の前作を観ている可能性は低く、
わざわざ続編という設定にしたのは理解しにくいところ。
しかもストーリー展開は前作に酷似しており、
前作を観ている人にとってもなんの新鮮味もない。
女子高生が組長というインパクトを超える要素は何もなく、
あまりにも無防備な状態で繰り広げられる銃撃戦も観ていて冷めてしまった。
これなら素直にリメイクにしてくれた方がよかっただろうし、
前作を知らなくても楽しめるということで敷居が下がったはずだ。
前作ファンにとっても橋本環奈ファンにとっても価値のない作品。
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