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東京マグニチュード8.0<全11話>

タイトル通り、東京方面で大きな地震が起こったという設定。

主人公は弟を持つ中学1年生の少女だが、
中学生だからかイライラしやすく反抗的な性格で
災害から身を守るべき状況でたびたび間違った言動を取る。

もっと素直で冷静な判断ができれば
いくらでも状況はよくなりそうなだけに、
主人公が拗ねたり愚痴ったりするたびに観てる方もイライラする。

反面、少女たちと顔見知りになった大人の女性は
逆に周りの人に親切すぎてやや不自然な印象。
確実に安全な場所へ避難できる行動力と手段がありながら
主人公たちに妙に構いすぎるので、それはそれで鼻に付く。

つまりは割と両極端な登場人物に設定されており、
しかも災害による不安や危険のことも気になって
終始ストレスを感じるアニメとも言える。

話のペースはそれなりに早いし、
先がどうなるか気になるのでついつい観てしまうが
こういう自然災害ものを扱った話の場合、
災害が起きる → なんとか危機を乗り越える → 家や家族にたどり着く
といった展開になりがち(敵やどんでん返しを用意しにくい)なので
よほど途中が盛り上がる内容になるか、
予想外の展開にならないとなかなか厳しそうだ。

しかし、第10話になってかなり大きな展開がある。
ここまでの、長く、1話ぐらい抜けても大した影響がないような流れは
すべてここに来るまでの前フリであったのだろう。
少し前置きが長すぎた気もするが、この展開によって話に大きく深みができた。

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