子供に対する対応が学力向上にどう影響するかを
さまざまな実験データをもとに解説したもの。
子供の学力を向上させるための施策の効果を
主観的な予想や思い込みではなく、
科学的根拠をもとに比較していく。
「褒美で釣って勉強させるのは効果的か」
「ゲームは子供に悪影響があるか」
「友達から受ける影響はどの程度か」
「少人数学級には効果があるか」
「いい先生とはどんな先生か」
「学校別順位を公表すべきか」
など、教育に関してよく話題に挙がる項目が
明確に解き明かされていくのは気持ちよく、
それぞれの解説にも高い説得力を感じる。
データを用いて教育を経済学的に分析した良本。
子供を持つ親や教育に関わる人たちにぜひ読んで欲しい。