大学病院の研修医である主人公がさまざまな科を移りながら
日本の医療の問題に直面していく話。
公共の福祉として頼りにしている医療機関が
利権や法律やさまざまな都合によって
大きな問題を抱えていることをわからせてくれる。
すべてが事実かどうかはわからないし、
すでに状況が変わった内容もあるだろうが
いろいろな問題提起をして考えさせられる作品としては貴重。
ただし、ネガティブな内容が多いので、読めば読むほど気分が落ち込む。
すぐ暴走し、理想論ばかり叫ぶ主人公の言動は鼻につくものの、
怖いもの見たさで読み進めてしまう中毒性があるのも確か。
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