1982年~1994年に月刊誌「りぼん」にて連載された少女マンガで、
吸血鬼の父と狼女の母を持つ女子中学生が主人公にした話。
近寄りがたい雰囲気を持つクラスメイトにベタぼれし、
ライバルと争いながらも努力していく様子は
まさに少女マンガ、といったところだが、
両親の出身地である魔界が絡む展開も多く、ファンタジー色が濃い。
全体的にはラブコメなので、どれほどシリアスな場面でも
コミカルなやり取りが挿入されるが、
展開が早く、常に切羽詰った状況になるので一気に読みやすい。
純情すぎて気恥ずかしくなるようなところもあるが、
先がどうなるか気になるし、男性でも楽しめる作品。
1巻~7巻は蘭世を主人公とした第1部、
8巻はそのキャラクターたちを使った番外編、
9巻~12巻の途中までは鈴世となるみを主人公とした第2部、
12巻の途中以降は愛良を主人公とした第3部となる。