両親がおらず、叔母に育てられた5歳の少女ハイジが
アルムの山小屋にいる祖父に預けられる話。
1974年に放送されたテレビアニメだが、
今もなお名作としてよく話題に挙がる作品。
自給自足に近い山での生活と、
何もかもが自然に密着している様子が
非常に新鮮で観ているだけで楽しめる。
子供にとってはそういう、ハイジと同じ目線で
さまざまな自然や経験を追体験するアニメとなっており、
また大人にとってはアルムおんじをはじめとする登場人物の心情や
自然の中で生きる厳しさを知ることができ、
観る者の年齢によっていろんな思いを感じられる作品になっている。
ペーターやクララにまつわるエピソードでは
おじいさんの素晴らしい教育方針が垣間見える部分もある。
終盤間際のクララが立つシーンばかりが取り上げられるが、
すべてのエピソードが感慨深く、中身の濃い良作。
【関連作品のレビュー】
ハイジ アルプスの物語(2015年公開実写映画)
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