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人狼ゲーム ロストエデン<全10話>

ある施設内に監禁された10人の高校生たちが
ゲームになぞらえて命をかけた騙し合いをする話。


アナログゲームの代表として人気の「人狼」を題材にしているが、
ゲームそのもののルール説明があっさりしているので
予言者や霊媒師、狂人などの役柄について
あらかじめ知っていないと話の展開が理解しづらい。


また、1話30分というボリュームの割に
登場人物が10人もいるので把握がしづらく、
会話の中で出てきた名前が誰のことなのかわかりにくかった。


舞台設定にも甘いところが多く、
人狼が誰かを殺すときに力づくなのは無理があるし、
用心棒の「守る」という行為が何を指すのかもわからない。
予言者や霊媒師がどういう手段で正体を知るのかも説明がない。
そういったゲーム部分のやり取りは
参加者に与えられた端末のようなものを使った方が自然だろう。


行方不明になった彼らの跡を追う刑事のキャラクターもイマイチで、
ドラマとはいえ言動があまりにも嘘っぽい。
徐々に明かされていく参加者の真意もずいぶん無理があり、
問題を起こした動機としては説得力がなさすぎる。


人狼を題材にしたドラマということで面白い心理戦を期待したが、
騙し合い系の作品としては相当にイマイチだった。

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