日本人の父とカメルーン人の母を持つ少年が感じる
日本と母国とのいろいろな違いについて描かれたもの。
マンガというよりも
イラストと文章を組み合わせたような印象だが、
笑えるポイントを豊富に含み、
気軽に読めるエッセイに仕上がっている。
外国人として見られる主人公が
これまでどんな苦労をしてきたかがよくわかるし、
差別やイジメでなくても、日本人の無理解によって
日本に住む外国人が先入観や文化のギャップに
苦しんでいることに気づかされる。
主人公の生い立ちを追体験することで
日本人の言動を客観的に見るきっかけになる良書。
グローバル社会に向けて視野を広げるためにも
ぜひいろいろな人に読んで欲しい。