映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシンとして登場し、
一躍有名になった車「デロリアン」の開発者が
その資金繰りに苦しんだ日々を描いた伝記映画。
デロリアンを開発するまでの裏側を観れるのかと思いきや
発売後の資金繰りにばかり焦点を当てた話で、
しかも大部分は隣人のジム・ホフマンを軸に描かれている。
ジョン・デロリアンがアメリカで
どのぐらい有名な人物だったのかを知らないので
イマイチ彼の周辺の状況がイメージできないのと、
たびたび裁判シーンが挿入される構成や
複雑な人間関係のために話の筋がうまくつかめなかった。
デロリアンという車ばかりが表に出てしまっている作品だが、
本質はアメリカの実業家の生き様を描いた部分なので、
ジョン・デロリアンにまつわる歴史を知った上で観れる人向け。