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ゴッドファーザー

1945年のニューヨークを舞台に、マフィアの抗争を描いた話。

有名なテーマ曲とともに名作映画として知られる作品だが、
とにかく敵味方ともに登場人物が多くて顔と名前と立場をなかなか把握できず、
しかもセリフの中に頻繁に人名が登場するため、
初回の視聴ではあまり面白さがわからなかった。

その後、Web上で説明されているあらすじやWikipediaの情報で復習し、
名前を聞いただけでどんな立場の誰のことを指しているのかがわかるようになると
すべての場面が綺麗につながり、俄然、本作の魅力が感じられるようになった。

3時間ほどもある長い作品だが、
各場面の描写がかなりそぎ落とされているため、
1回観ただけではそれぞれの立場と損得が理解できず、
なぜ争いが起きているのかスムーズにわからないのだ。

2回目以降では登場人物の顔が見分けられるようになり、
当初、あどけなかったマイケルが
めきめきマフィアとしての頭角を現していくのに興奮させられる。

1972年の作品ではあるが、人間描写が大半だし、
映画としてはそれほどの古さを感じずに観ることができる。
それ以上に当時のアメリカの街並みや車など
ビジュアル面での見どころも多い。

1回で理解しようとせず、2回は観る覚悟でいれば
印象的な場面とセリフ、キャラクターの強さなど
評判通りの本作の魅力が理解できるだろう。

【関連作品のレビュー】
ゴッドファーザー PART2(映画)
ゴッドファーザー PART3(映画)

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