海外のデザイン会社に入社した女性が
社内で交わす英会話をマンガで表現したもの。
マンガといっても太い線で描かれた非常に簡素な作風で
会話する2人以外ほとんど省かれているという
独特なタッチが読みにくくて戸惑った。
ただ、会話内容は会社員らしいリアルな雰囲気があり、
社内を舞台にしたいろいろな英文を読んで
簡単な日常の雰囲気を味わうことができるのと
ひとつひとつのエピソードが短いので
空いた時間に少しずつ読み進めることができる。
しかし、本の後半はまるまる前半のコピーで
ディクテーション用にセリフ部分が空白になっているだけなので
実質的には全ページ数の半分の内容しかなく、
この構成はあまりにも無駄が大きい。
これなら後半も新たなエピソードを載せるか、
ページ数を半分にした方が意味があるだろう。
クセのあるマンガのタッチと
無駄なページ構成はかなり気になるが、
短い会話文を読む練習をしてみたいなら悪くない。