独自の風習とルールが浸透する村で、
行ってはならないとされる山の向こうに興味を持つ少女の話。
四方を巨大な神に囲まれた村という独特な世界観で、
村人のセリフから文化や人間関係を読み取っていく必要があるが、
3巻まで読んだ程度では全体像がほとんど見えてこないので
読み進めるモチベーションがさすがに切れてしまった。
全11巻を読み終えれば伏線の回収や
緻密な構成が味わえたのかもしれないが、
話のテンポが遅めで情報が明かされるペースも緩やかなので
作品にぐっと引き込まれるほどの没入感を感じなかった。