インディーゲームを開発・販売する上で
注意すべきさまざまな課題をまとめたもの。
プログラミングやゲームエンジンに絡む専門的な技術ではなく、
ゲームを市場に出す上で意識する必要がある作業や
トラブルを生まないようにする工夫が詰まっていて、
世の中のゲームがいかに細かい配慮と準備によって
成立しているかを痛感させられる内容。
特に、予算の想定や素材の調達、多言語対応や宣伝活動など、
「面白いゲームを作りたい」と意気込んでいるときには
おおよそ想像していない苦労について、
きちんと体系的にまとめられているのは素晴らしい。
各章の間にあるインタビュー記事は長すぎて退屈だが、
ゲームのリリースを関連する複合的な知識が得られる１冊。
