1ヶ月間、すべての食事をマクドナルドのメニューに置き換えて
身体や精神的な変化を記録したドキュメンタリー。
インパクトや笑いを狙ったコメディ企画ではなく、
ファーストフードのカロリーや糖分が
どういった悪影響を生むかをかなり真面目に考察したもので、
定期的に医師の検診を受けつつ、心情を語っていく。
あまりにも巨大化したアメリカンサイズのメニューや
監督自ら実験台として挑戦する姿勢のインパクトは強いが、
盲目的にファーストフードが悪いと糾弾するのではなく、
偏ったメニューばかりを食べ続けることや
肥満がさまざまな問題を生むことを教えてくれる内容。
毎日毎日同じような映像が続くかと思いきや、
アメリカ人の食生活の問題点や市民のインタビューが挿入され、
テンポを落とさず観れるように仕上げた編集がうまい。
アメリカ映画の世界観からは想像できない
現地のリアルな食生活を垣間見れる意欲作。
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