孤児院で暮らしていた少女が
大男と住む魔女に引き取られる話。
何を描きたいのかがよくわからない筋書きで、
意地悪とはいえ、わざわざ引き取ってくれた魔女に
いたずらしたりわがままを言ったりするばかりで
主人公に感情移入できる部分がない。
言い付けられた仕事もせずにコソコソと魔法を悪用したり
保護者に迷惑をかけたりしているだけなのに
なぜか唐突に仲良くなって
ハッピーエンドを迎える意味のわからない展開。
母親に捨てられた事情も語られないし、
猫の名前をしつこく呼び間違える理由もわからない。
意味ありげに見えた孤児院の親友も存在感が薄すぎる。
重要な場面を省略した短縮版を見たような印象で、
ストーリーや登場人物に何も説得力がない作品だった。
