移民たちが多く住む治安の悪い地域で
2大勢力である不良グループが抗争する話。
1961年公開の「ウエスト・サイド物語」が非常に有名だが、
それよりもずいぶん観やすくアレンジされているように思える。
1961年版はいろいろな行動がダンスに置き換えられていたが、
今作は歌の方に比重を置いている印象で、
どのキャラクターが歌う場面も素晴らしいクオリティ。
登場人物はかなり多いが
メインキャラクターの顔つきがわかりやすいので
特に混乱することなく理解することができる。
ストーリー自体は虚しい争いを描いたものなので
ずっと落ち着かない気持ちのまま
最後の最後まで報われない思いを味わわされるが、
有名なミュージカル映画を
誰にでも観やすく仕上げた良作リメイク。
【関連作品のレビュー】
ウエスト・サイド物語(1961年公開作品)
フェイブルマンズ(監督の自伝的作品)