映画監督として数々の話題作を生み出した
スティーヴン・スピルバーグの自伝的作品で、
幼い頃から映画撮影に強い興味を持っていた少年と
両親や友人との関係を描いたもの。
スピルバーグが映画業界で成功していく話かと思いきや、
デビュー前の少年時代に焦点を当てた重いテーマの内容で、
身勝手な母親に苦しめられる様子や学校で迫害される様子など
観ていて辛くなる場面が多いし、
主人公自身のことがあまり伝わってこない。
２時間30分を超えるボリュームの割に
いよいよこれからというところで終わってしまうため、
1980年頃から2000年代のスピルバーグ黄金時代を知っている身としては
そのあたりがまったく描かれなかったのはかなり残念。
もっと映画作りに関するサクセスストーリーを期待していただけに
全体的に退屈でストレスを感じる造りで不満が残ってしまった。
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