会社組織の中でチームの戦力を向上させるために
重要なポイントとリーダーのあり方を解説したもの。
成果を出すためには衝突するような意見も含めて
抵抗なく共有・相談できる空気作りが重要という着眼点は
チーム運営をするリーダーにとって非常に参考になる。
組織内で質問や報告を言おうとしたときに
その意欲を疎外する要素にも非常に納得できる。
そういった理屈や主張には共感できるものの
本として妙に冗長的で読みづらいのが残念。
第1章の満足度は高いのだが、
それ以降は同じような論点の話が何度も繰り返され、
読み進んだページ量に対して得られるものが少ない。
この内容のままもっと論点をまとめて
ぎゅっと凝縮してくれた1冊にしてくれれば
かなりの良書になっただけに惜しい仕上がりだった。