親がなんらかの宗教の熱心な信者だったせいで
影響を受けた子供たちの暮らしぶりをまとめた短編集。
新興宗教だけでなくキリスト教や仏教といった
古くからある伝統宗教も含めて
いろいろな信者の生活様式が生々しく描かれている。
人を助けるはずの宗教なのに
行動や考え方、進路に強い制限をかけられて
物事の判断基準や好みに影響を受け、
いろいろな不自由を味わっていることがわかる。
親子という逃れられない環境で
信者として生きることを強制された人たちの
いろいろな辛さが味わえる1冊。
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