「BLUE GIANT」の続編で、単身でドイツに乗り込んだ主人公が
自分への評価と新たな仲間を模索していく話。
ほとんど言葉も通じない不慣れな土地で
徐々に居場所を見つけていく流れは興味深いが、
前作ほど熱く盛り上がれる部分がなく
淡々と話が進んでいく印象を受ける。
特に仲間がそろってからは苦境が少なく、
割と順調に実力が認められていくので
仲間たちのキャラクターを楽しむ部分がメインとなる。
もちろん要所要所のエピソードはグッとくるのだが、
読むごとに激しく揺り動かされた前作には及ばない印象。
続編というよりも後日談といった程度の読み心地だった。
【関連作品のレビュー】
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BLUE GIANT(映画)